私は、この度「[心療内科]感動を呼ぶ医療 」という本を上梓することにしました。
この本は 私が人生をかけて臨床に取り組んでいる姿勢を表現したものです。
私は医療を行う際に人間全体を全人的に眺めることによって治療することが極めて大切だと考えています。
診療の内容を精神科、外科、内科、婦人科 等に分けて研究することで発展してきたことは確かですが、現代のような複雑な社会においては、疾病を精神科的、内科的な面だけでなく、実存的、社会学的な見方や東洋医学的、心理療法的な見方など、多彩な観点から人間を 診ることによって初めて回復する場合があることが分かってきました。
この本を症状に苦しんでいる患者さんだけでなく、医学生、心理学専攻大学院生、医師、心理カウンセラーなどの医療関係者にもお勧めします。