飯森 洋史の「クリニックの待合室」

患者中心の医療(症状・病気での朝日新聞でのQ&A集)

Q:自分にとっては深刻な悩みがあり、周りに相談するのですが「そんな小さなことで」と言われてしまいます。しかし不眠や動悸等の症状も出てきており、心療内科の受診を考えていますが、こういった場合でも行ってみて大丈夫なのでしょうか。

A:心療内科は「患者中心の医療」で、「疾病中心の医療」の反省から出発しています。外来に訪れる患者さんの悩みを緩和させてやることが第一で、診断は後からで良いと思います。現代の医療体制の問題は、例えば「動悸」で内科を受診した場合、「疾病中心の医療」だと、外来担当医の頭の中にある疾病以外は治療されないことになります。動悸の原因には心臓疾患以外にも、甲状腺疾患、不安障害など様々な原因が考えられます。従って、プライマリーケア医は幅広い知識を修得しておく必要があります。「不眠」についても、どのような不眠かによって対応が違います。最近、精神科医による睡眠導入剤の多剤併用が問題となっていますが、中途覚醒や早朝覚醒などの不眠には導入剤の併用ではなく抗うつ薬の使用が必要となります。

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